腰痛治療
腰部、臀部に症状がある場合の治療例
腰痛の原因
腰痛の原因となる3つの筋肉
大腰筋が原因の腰痛
・仰向けで寝ているとき腰痛が起きる。
・仰向けで寝られない。
・椅子から立ち上がるとき腰痛が起きる。
・立っているとき腰痛が起きる。
・身体を後ろに反らすとき腰痛が起きる。
・寝返りの時に腰が痛む
・咳、くしゃみをするとき腰にひびく。
・朝起きたとき腰が痛む。
・おしりの真中やふくらはぎが痛む。
・腰の中央が痛む。
・腰の痛む所を押しても気持ちいいくらいで痛まない。
・腰の奥の方が悪い感じがする。
これらに該当する場合、大腰筋が緊張状態が腰痛の原因である可能性があります。
大腰筋は腰椎から太ももの付け根の内側にかけてついています。
大腰筋の作用は腰の前屈と太腿を上にあげることです。
横になり丸まった姿勢を取ると大腰筋が緩んだ状態になるので、この姿勢をとることで症状が緩和する場合、大腰筋が原因の腰痛であると考えられます。
逆に丸まった姿勢の逆の状態は、緊張した大腰筋を無理やり引き伸ばす事になるので、症状を増強させます。例えば立った姿勢や仰向けで足を伸ばして寝る姿勢です。
咳や、クシャミをした際の腰の痛みについては横隔膜が関与しています。
横隔膜は呼吸を行うための役割を担っており、肋骨や胸骨に付着するとともに、第1〜第4腰椎にも付着しています。
また大腰筋も第12胸椎から第5腰椎に付着しています。
このため、横隔膜が強く収縮すると大腰筋にも影響を及ぼし痛みが生じると考えられます。
お尻や足を走行する神経は元をたどると、腰椎や仙骨から出ています。
腰椎から出た神経は大腰筋の間をすり抜けて足へと進んでいきます。
その為、大腰筋の緊張が起こるとお尻や足のだるさや痛みを誘発します。
ぎっくり腰も大腰筋痙攣が原因の腰痛の一種です。
治療に関しても大腰筋への刺鍼が効果的です。
大腰筋の鍼治療
大腰筋は体表から5~10センチ程にある深層の筋肉であるため、通常の鍼やマッサージ、電気治療等では大腰筋に直接アプローチすることができません。
また、浅い部位の鍼治療と違い、大腰筋に傍には腸や腎臓があるため、正確に刺鍼する必要があります。
北京堂では大腰筋に安全に的確に刺鍼することができますので、安心して治療を受けていただけます。
うつ伏せで9cmの鍼を使い直接大腰筋に刺鍼します。
体格、刺鍼部位により鍼の長さ、太さを調節していきます。
大腰筋は太く大きい筋肉であるため、筋肉の走行に沿って多数の鍼を刺鍼します。
大腰筋に鍼が入ると、尻や脚に鍼の刺激が伝導します。
腰方形筋が原因の腰痛
腰方形筋の鍼治療
腰方形筋は平たい板のような筋肉です。
板に対して平行になるように横から鍼を数本入れ、置鍼します。
脊柱起立筋が原因の腰痛
脊柱起立筋の鍼治療
背骨一つに対して片側一本づつ、背骨に到達する深さまで入れていきます。
脊柱起立筋は長い筋肉なので、痛みのある局所だけでなく、筋肉の走行に沿って少し広い範囲を治療対象とします。
鍼を入れた箇所に、特に痛みが強い場合や、筋肉の固さがある場合、周囲にさらに刺鍼します。